トラックの車検証の見方|部品を探すときに見る型式・車台番号の場所
この記事のポイント
- 部品を探すときに大事なのは、車検証の「型式」「車台番号」「原動機の型式」「型式指定番号・類別区分番号」です。
- 2023年1月からの電子車検証でも、これらは券面(カードの表)に書かれています。
- 部品の注文や問い合わせは、車検証の写真を送るのがいちばん確実で早い方法です。
トラックの部品を注文しようとすると、「型式と車台番号を教えてください」と言われることがよくあります。この記事では、部品を探すときに車検証のどこを見ればよいのか、電子車検証になって何が変わったのかを解説します。
部品を探すのに車検証が必要な理由
トラックは、同じ車名でも年式・エンジン・キャブの幅・荷台の長さなどの組み合わせがとても多く、それぞれで合う部品が違います。「いすゞのエルフ」「日野のレンジャー」といった車名だけでは、部品をひとつに絞れないことがほとんどです。
車検証には、その車を特定するための情報がまとめて書かれています。車検証の情報があれば、部品の品番を正確に調べられ、「届いたら合わなかった」という失敗を防げます。
部品探しで見る5つの項目
| 項目 | どんな情報か | 部品探しでの使い方 |
|---|---|---|
| 型式 | 車の型をあらわす英数字の記号 | どのモデルかを特定する基本の情報 |
| 車台番号 | 一台ずつ違う番号(英数字と通し番号の組み合わせ) | 製造された時期による部品の違いを確かめる。いちばん確実な手がかり |
| 原動機の型式 | エンジンの型をあらわす記号 | エンジンまわりの部品(フィルター・ベルト・センサーなど)を探すときに使う |
| 型式指定番号・類別区分番号 | 型式の中の細かい仕様の違いをあらわす番号 | 部品の一覧(パーツカタログ)で、仕様のタイプを絞り込む |
| 初度登録年月 | はじめて登録された年月 | だいたいの年式を知る目安 |
なかでも大事なのが型式と車台番号です。自動車メーカーの部品の案内でも、型式指定番号・類別区分番号で仕様のタイプを特定し、車台番号で製造時期の違いを確かめる、という手順が紹介されています。
部品の名前や品番がわからなくても大丈夫です
車検証の写真(または車台番号)と、困っている箇所を教えてください。合う部品をお調べしてご連絡します。
電子車検証で変わったこと
2023年1月から、車検証はA4の紙から、ICタグの付いたA6くらいの大きさの「電子車検証」に変わりました。券面には、変わることのない基本的な情報だけが書かれ、それ以外の情報はICタグに記録されています。
| 券面に書かれている項目(例) | 券面から外れてICタグだけになった項目 |
|---|---|
| 登録番号(ナンバー)、車台番号、使用者の氏名、車名、型式、原動機の型式、燃料の種類、総排気量、長さ・幅・高さ、車両重量・車両総重量、軸重、初度登録年月、型式指定番号・類別区分番号 など | 車検の有効期間、所有者の氏名・住所、使用者の住所、使用の本拠の位置 |
部品探しに使う型式・車台番号・原動機の型式などは、電子車検証の券面に書かれています。ですから、電子車検証の場合も券面の写真で部品を探せます。
券面に無い項目は、専用のアプリでICタグを読み取るか、手続きのときに窓口で渡される「自動車検査証記録事項」という紙で確認できます。記録事項はICタグの内容も含めてすべての項目を印刷したもので、2027年12月末まで交付されます。車に積んでおく義務はありません。
紙の車検証の場合
以前の紙の車検証(A4)では、所有者や有効期間も含め、すべての項目が1枚に印刷されています。部品探しで見る項目は同じです。車検証の写真を撮るときは、型式・車台番号・原動機の型式などが書かれた部分がはっきり写るようにしてください。
車検証の写真の撮り方
- 明るい場所で、真上から撮る。斜めから撮ると文字がゆがんで読みにくくなります。
- 光の反射に気をつける。カードやビニールのケースがテカると文字が飛びます。ケースから出して撮るのがおすすめです。
- 型式・車台番号の文字がはっきり読めるか確認する。ピントが合っているか、撮ったあとに拡大して確かめましょう。
- 氏名や住所は隠してかまいません。部品探しに使うのは車の情報だけです。
トラックヒーローでは、車検証の写真(または車台番号)と、お困りの部品や症状を送っていただければ、バス・トラック部品の専門商社である小林商会が合う部品をお調べしてご連絡します。部品の名前や品番がわからなくても大丈夫です。
参考にした資料
- 国土交通省 電子車検証特設サイト https://www.denshishakensho-portal.mlit.go.jp/user/about/
- 電子車検証の二次元コードの項目(国土交通省) https://www.denshishakensho-portal.mlit.go.jp/assets/files/Two-dimensional_code_item_definition.pdf
- Honda「パーツカタログの見方」(型式指定番号・類別区分番号と車台番号の使い方) https://www.honda.co.jp/heritage-works/parts/nsx/parts-catalog/howto/
よくある質問
- Q. 電子車検証の写真で部品を探してもらえますか?
- A. はい。型式・車台番号・原動機の型式など、部品を探すのに必要な項目は電子車検証の券面に書かれています。券面の写真を送っていただければお調べできます。
- Q. 車検証の写真を送るとき、名前は隠してもいいですか?
- A. かまいません。部品を探すのに使うのは型式や車台番号などの車の情報なので、使用者の氏名などの部分は隠して撮っていただいて大丈夫です。
- Q. 「自動車検査証記録事項」は何ですか?
- A. 電子車検証のICタグに入っている内容も含めて、すべての項目を紙に印刷したものです。車検や登録の手続きのときに窓口で渡されます(2027年12月末まで)。車に積んでおく義務はありません。
- Q. 型式が同じなら、部品は同じですか?
- A. 同じ型式でも、製造された時期や仕様によって部品が変わることがあります。車台番号まで伝えていただくと確実です。
部品の名前や品番がわからなくても大丈夫です
車検証の写真(または車台番号)と、困っている箇所を教えてください。合う部品をお調べしてご連絡します。